八重山諸島は、「琉球弧」と呼ばれる南北に長く連なる島々の南の端っこにある
この「琉球弧」は、長い年月の間に隆起と沈降を繰り返して作られた島々で、そこには、「イリオモテヤマネコ」に代表される独特の動植物が生息している
この琉球列島は古くは海底にあったが、約1500万年前から1000万年前頃に隆起して中国大陸や九州と一時的につながった

中国大陸と琉球列島がつながっていた時代に、ゾウやリュウキュウジカなどの大型動物や小型の哺乳類などが大陸から渡ってきて琉球に住みつき、湊川原人に代表される沖縄の旧石器人たちも、他の動物たちとともに、または、その動物たちを追って、もともとは大陸から陸地を伝って琉球にやってきて、ここに住み着いた
西表島にしか棲息していない「イリオモテヤマネコ」も、この時代に大陸からやってきて、その後の陸地の沈降や侵食によって、島となった西表島に取り残されたのだろう
ネコは泳ぎが下手なので隣の島までは泳ぎきれないので西表島から分布が広がらなかったものと思われる


そんな八重山の面白動植物をご紹介

八重山諸島

八重山諸島とは、石垣島以南、与那国島までの南西諸島のことを指す
石垣島・竹富島小浜島黒島西表島波照間島与那国島鳩間島など、大小31(無人島を含む)に及ぶ個性的な南の島々が、この海域に八重(やえ)になって連なっていることから「八重山」と呼ばれるようになった

■八重山諸島は、緯度的にはハワイのホノルルやマイアミの緯度とほぼ同じで、台湾の台北よりもなお南に位置する
亜熱帯気候に属し、その平均気温は25.4℃、霜や雪は降らず、八重山諸島は隆起と陥没を繰り返してきたので、ここだけに陸封されて生き延びた内地では観られない面白動植物たちの宝庫なのだ


八重山の
山間部
に足を踏み入れると、シダのお化け「ヒカゲヘゴ」や、樹木に巻きついた高さ5mはあるポトス、さっき鳥と見間違えた花は「ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)」

動物にも変なヤツがいっぱい居る。夕方になれば、翼を広げれば1mに近い
「ヤエヤマオオコウモリ」が歓迎してくれる。樹上で「ヒュロロローン」と甲高く鳴いている鳥は「琉球アカショービン」、夜の海岸に近い森には、陸上最大・最強(たぶん・・・・)の甲殻類ヤシガニなど、八重山でしか観られない個性豊かな面白い生き物たちが歓迎してくれるだろう

バナナパパイアマンゴーパッションフルーツなどの南国果実は、露地(温室でない自然の状態)で収穫でき、島の山間部に入り込めば野生のものもあるので、もしかしたら仙人のような生活ができるかもしれない(*^_^*)


そう、八重山は、実は日本のジュラシックパークだったのだ


鳥類

希少動物

昆虫類

植物
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