八重山諸島は、「琉球弧」と呼ばれる南北に長く連なる島々の南の端っこにある
この「琉球弧」は、長い年月の間に隆起と沈降を繰り返して作られた島々で、そこには、「イリオモテヤマネコ」に代表される独特の動植物が生息している
この琉球列島は古くは海底にあったが、約1500万年前から1000万年前頃に隆起して中国大陸や九州と一時的につながった
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中国大陸と琉球列島がつながっていた時代に、ゾウやリュウキュウジカなどの大型動物や小型の哺乳類などが大陸から渡ってきて琉球に住みつき、湊川原人に代表される沖縄の旧石器人たちも、他の動物たちとともに、または、その動物たちを追って、もともとは大陸から陸地を伝って琉球にやってきて、ここに住み着いた
西表島にしか棲息していない「イリオモテヤマネコ」も、この時代に大陸からやってきて、その後の陸地の沈降や侵食によって、島となった西表島に取り残されたのだろう
ネコは泳ぎが下手なので隣の島までは泳ぎきれないので西表島から分布が広がらなかったものと思われる |
そんな八重山の面白動植物をご紹介
八重山諸島
八重山諸島とは、石垣島以南、与那国島までの南西諸島のことを指す
石垣島・竹富島・小浜島・黒島・西表島・波照間島・与那国島・鳩間島など、大小31(無人島を含む)に及ぶ個性的な南の島々が、この海域に八重(やえ)になって連なっていることから「八重山」と呼ばれるようになった
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